不動産売却時に検討したいインスペクションとは?メリットや費用を解説

不動産売却時に検討したいインスペクションとは?メリットや費用を解説

この記事のハイライト
●インスペクションとは不動産売却時におこなわれやすい住宅診断のこと
●インスペクションにより高い価格で売却できる可能性もある
●インスペクションの費用相場は5万円から7万円

2018年の改正宅地建物取引業法では、不動産売却する場合、重要事項の説明時にインスペクションに関する説明が義務化されました。
この記事では、インスペクションの内容やメリット、費用面について解説していきます。
埼玉県川越市や狭山市、鶴ヶ島市、ふじみ野市、坂戸市などで不動産売却を検討中の方は是非チェックしてください。

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不動産売却時に検討したいインスペクションとは?

不動産売却時に検討したいインスペクションとは?

日本政府は、既存物件の流通強化としてインスペクションの普及に力を入れており、2013年6月には国土交通省より既存住宅インスペクションガイドラインが策定されました。
さらに2018年4月の宅地建物取引業法の改正に伴って、不動産売却時の重要事項説明におけるインスペクションの説明が不動産会社に対して義務付けられました。
そこでここからは、インスペクションとはどういったものかや、インスペクションをおこなう目的について解説していきます。

インスペクションとは

インスペクションとは、不動産を売却する前に建物の不具合状況や劣化の程度を診断し、売却しようとしている不動産の状態を事前に把握するための検査です。
専門の診断士が調査をおこない、物件の状態を書面で報告します。
国が定めた既存住宅状況調査方法基準に則った検査が、既存住宅状況調査技術者講習を修了した診断士(インスペクター)によっておこなわれます。
検査の対象となる部分は、おもに構造耐力上主要な部分や雨水の侵入を防止する部分で、目視や機器を使用した検査がおこなわれます。

インスペクションをおこなう目的

では、インスペクションをおこなう目的とはどのようなものなのでしょうか。
不動産売却前に検査することで、不動産の状況を客観的に判断することができます。
建物の状態がわかると、より価格査定に客観性が伴うでしょう。
もし修繕が必要な箇所や劣化具合が著しい箇所があった場合、売主は修繕をおこなわない状態での価格設定ができます。
こうすることで、不動産価格に根拠を持たせやすくなるのです。
価格に根拠を持たせ、既存住宅市場を活性化することが、インスペクションをおこなう1つの目的といえます。

インスペクションをおこなうタイミング

では、インスペクションは不動産売却のどのタイミングでおこなうべきなのでしょうか?
インスペクションは、以下のようなタイミングで実施すると効果的でしょう。

  • 不動産の価格査定をおこなう前
  • 不動産の売却活動中
  • 不動産の売却が決まり契約する間

この中でいつおこなうのが正解というタイミングはないものの、一番おすすめしたいタイミングは「不動産の価格査定をおこなう前」です。
不動産の価格査定前におこなうことで、インスペクションの結果を査定額に反映させることができます。
つまり、査定価格に客観性を反映でき、建物の状況をもとにした価格の根拠を証明することができます。
また、インスペクションで良い結果が出た場合は、通常の査定価格よりも高い金額での価格設定が可能になるでしょう。
価格査定前にインスペクションをおこなうことで、建物の状況を正確に反映させた価格設定ができるのです。

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不動産売却時にインスペクションをおこなうメリット・デメリット

不動産売却時にインスペクションをおこなうメリット・デメリット

不動産売却時に検討したいインスペクションですが、実施することで得られるメリットはあるのでしょうか?
ここからはメリットやデメリットについて解説します。

インスペクションをおこなうメリット

メリットとしては以下の点が挙げられます。

  • 高い価格で不動産を売却することができる
  • 買主の安心感が高まる
  • 引き渡した後のトラブルが防止される

インスペクションをおこなうことにより、不動産の状況を客観的に判断することができます。
築年数が経過していても、構造耐力上主要な部分や雨水の侵入を防止する部分に問題がないと判断されると、価格に反映しやすくなるでしょう。
また、修繕箇所が見つかったとしても、事前に修繕をおこなうことで不安要素を解消することができ、高い価格査定をしやすくなるといった点も挙げられます。
さらに、売却前に診断が実施されている建物は、買主が安心して購入することができる点もメリットです。
劣化状況が正確にわかることで長期的な修繕計画を買主がたてやすくなることも、物件の購入しやすさに繋がります。
インスペクションを前もっておこなっているということは、あらかじめ修繕されているか、購入後修繕しなければいけない箇所がわかっている物件です。

つまり引き渡した後のトラブルが防止されます。

インスペクションをおこなうデメリット

不動産の売却時にインスペクションをおこなうことについてはメリットばかりではありません。
デメリットもありますので、双方をしっかりと理解した上で、実行するかを判断する必要があります。
デメリットには以下の点が挙げられます。

  • インスペクションの費用が必要
  • 修繕費がかかるケースもある
  • 業者によって診断の質が異なる

インスペクションの費用については後述しますが、インスペクションの費用を見込んでおかなければいけません。
更にインスペクションで何らかの問題が見つかった場合、修繕費用がかかる場合があります。
複数の箇所に対しての修繕が必要となると、修繕費用も多額となる可能性が考えられます。
このように、コスト面で負担がかかる点がデメリットです。
最後に挙げるデメリットとして、インスペクション業者によって診断の質に差が出るということです。
国が定めた基準に則って検査はおこなわれるものの検査の方法や検査項目は業者によって異なることも多く、希望する検査がオプションとして扱われる場合があり、そういった場合は追加費用が発生します。
ご自身で業者を探すことも可能ですが、実績のある不動産会社であれば信頼できるインスペクション業者と連携をとっている場合も多いです。
つまり、不動産売却において信頼のおける不動産会社選びが、信頼できるインスペクション業者を選ぶことに繋がるのです。

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不動産売却時のインスペクションにかかる費用

不動産売却時のインスペクションにかかる費用

インスペクションは、資産価値の向上や買主の購入意欲を高めるといったメリットがありますが、費用がかかってしまいます。
では、費用はどの程度かかるのでしょうか?
ここからは、不動産売却でインスペクションをおこなう場合の費用について解説します。

インスペクションにかかる費用について

インスペクションにかかる費用は一般的に5万円から7万円程度が相場といわれています。
ただし、物件の状態や広さなどによって若干の差があり、更に詳しく調査する場合などについては追加の費用を支払うことで、より詳細な調査をおこなうことも可能です。
基本的にインスペクションは3時間前後で終了し、依頼者の手元に報告書が届くのに10日前後かかります。

オプション費用について

オプションで追加調査を依頼することも可能です。
床下や天井裏の診断は、基本の調査に含まれていないことが一般的です。
それぞれ3万円前後の追加費用で床下調査や天井裏調査をおこなうことも可能です。
また、特殊な調査機器などを用いる場合も追加費用が発生します。
このように基本調査の中にさまざまなオプションを組み合わせると、さらに精緻な調査が可能です。
しかし、オプションを多用しすぎると、費用面にも影響します。
あまり売却に影響しない部分までオプションで調査しても価格に大きな影響は及ぼしません。
コストと利益を考えたインスペクションを実施しましょう。

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まとめ

不動産売却時に検討したいインスペクションとは、専門家による住宅診断を指し、資産価値の向上や買主の購入意欲を高めるといったメリットがあります。
インスペクションを実施する際は、基本調査に含まれる項目やオプション料金を把握したうえで、売却したい不動産に必要な検査を選択しましょう。
また、インスペクション業者のご紹介が可能な場合がありますので、まずはご相談ください。
株式会社ウルハホームは、埼玉県川越市を中心に狭山市、鶴ヶ島市、ふじみ野市、坂戸市での不動産売却のご相談を承っております。
インスペクションに関するお悩みについても、ぜひ当社にお問い合わせください。


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打田 雄統

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